鋳物の身体
70歳を超えた今でも、かつての同僚や先輩、後輩から「いつまでも元気そうですね」といわれる。
正直、喜んでいいのかどうかよくわからないので返事に困ってしまう。
一つは「元気そう」という言葉に引っかかるのである。
「見た目だけの判断で、内実はそんなに元気では無いのではないか」という労りなのだろうか、と僻んでしまう気持ちもわいてくる。
かつては「鋳物の身体だから、行く時はころりと行くよ」と応えていた。
ご存じのように「鋳物」は外見上は物凄く頑丈そうに見えるのだが、ふとした弾みで壊れてしまうという話を聞いているし、昔よく世話になった石炭ストーブやだるまストーブの見事に半分に割れた物もよく見かけた。
何か「芯」のような所があり、そこが駄目になるとそうなるのだとも聞いたことがある。 私も多分そうなのではないだろうか。
ところが、その「芯の部分」がどこだか分からないのである。
わかれば、事前に予防ということも考えられるのだが。
投稿者:つねちゃん
at 08 :38
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